移住歴が長くても、移住したてでも異国の教育事情は未知の世界。
マレーシアでの幼稚園(保育園)はどのように探せばよいのか苦労するお母さん達は多いかと思います。
幼稚園を探すのに必要なのは、ズバリ保護者の行動力。 幼稚園を見学するには少し勇気が必要かも知れませんが、いくら調べても「行って実際に見る」事に勝るものはありません。
マレーシアの幼稚園で日本人のお子さんを通わせるのであれば、大きく分けて3つ
- 日本人学校の附属幼稚園
- インターナショナルスクール
- ローカル幼稚園
ローカル幼稚園は国際結婚された方が利用する事が多いですが、外国人も受け入れてくれます。
ローカル幼稚園でもいろいろあり、宗教色の強い幼稚園(イスラム教やキリスト教系の幼稚園)や民族ごとの言語をメインとしたところ、英語メインで話すところと様々。
日本人からすれば、ローカル幼稚園がすでにインターナショナルな環境なのでコスパは非常にいいです。
こどもには母語である日本語をしっかり身につけてもらいそれから英語などの第二言語習得をとかんがえているのであれば、ここは迷わず日本人学校の幼稚園へ。(日本人会に入会する必要あり)
キレイな施設や遊具、詰め込み型の教育を望まない方にはインターナショナルスクールの幼稚園にされるといいでしょう。
幼稚園の探し方
土地勘もなくてどうやって探せばいいの?
グーグル先生に聞くのが1番! グーグルマップで住んでいるエリアを徹底調査せよ!
グーグルマップで調べる
当たり前すぎですが、グーグルマップに勝るものなし。
お住まいの地域に設定し、「kindergarten」「nursery」「tadika」「taska」などのキーワードを入力すると検索結果が出てきます。
「tadika」「taska」はマレーシア語で幼稚園を意味します。
ここで必ず調べておくべき事は、経路検索で徒歩で行けるのかどうか。
マレーシアの道路は徒歩での横断が難しいところが多いので、地図上では近くても実際移動するには車でしか行けないところが多いのです。
これは家探しの時にも必ず調べてみましょう。
徒歩で行けても10分以上かかるところは厳しいです。 大人は日中の暑いなか歩けても小さな子供はどうでしょう。 もし、下のお子さんがいれば送迎に連れて行かなければならないのはかなりの負担です。
徒歩圏内に希望の幼稚園がなければ、送迎問題が出てきます。
学費以外に必要経費が出てきますので、送迎コストを考えて幼稚園選びをしましょう。
マレーシアの幼稚園情報を集めたまとめサイトも参考になりますよ。
ママ友に情報をもらう
コロナ禍で難しくなってしまった公園遊びですが、ママ友を作れば手っ取り早い!
でも、簡単にはできませんよね。
アタシは日本人がほとんどいないエリアに住んでて、ローカルも共働き世帯がほとんど。
ママ友と呼べる人はほとんどいなかったが、孫の面倒みてるおばあちゃんとかがいろいろ情報くれたで!
おじいちゃん、おばあちゃんはおしゃべり相手にもってこい。 マレーシアの事いろいろ教えてくれますし、その流れで学校情報も教えてくれます。
ただローカルママ友の情報には少し難点が、、、
職場や実家の近くの幼稚園に行かせているところもあるので、参考にならない場合もあります。
日本人のママ友ができれば1番いいので、日本語が聞こえたら思い切って声をかけてみましょう!
資料請求
マレーシアの幼稚園や学校はWeb上で料金の公表はしていません。
なので必ず自分で気になった学校に直接問い合わせする必要があります。
HPがある学校は問い合わせフォームを送るか、電話番号があればWhatsappのメッセージで問い合わせてみても問題ありません。
英語に自信がなければ直接電話より文章でのやりとりのほうがミスコミュニケーションにならずにすみます。
学校の連絡事項をWhatsAppを使って共有する学校もあるので、必ずダウンロードしておきましょう。
実際に行って見学する
資料請求し候補の学校がいくつか出てきたら見学に行きましょう。
午前中は授業があるので午後から見学できるところがほとんどです。
見学には事前連絡が必要ですが、翌日でもいいよ!とわりと軽い感じです。
(コロナ禍でSOPの関係で隅々みれない可能性があります)
見学時にチェックすべき項目
では実際に見学に行った時に見ておくべき事、聞いておくべき事はなんでしょう。
- トイレ
- 人種の比率
- おやつや食事内容
- 授業内容
- 送迎の有無
- アクティビティ
- エアコンを使っているのか
もちろん気にするポイントは人それぞれですが、最低限上記の内容は確認しておいていいでしょう。
トイレ
子供用の小さな便器を設置しているか。 水浸しなのかは日本人には大きな問題です。
日本人の家庭ではトイレが濡れていることはないので、濡れたトイレは気持ち悪くて使いたくないとこどもが利用を避ける場合もあります。
ローカル幼稚園だと、トイレットペーパーも置いてない場合も考えられるので要チェックです。
人種の比率
お住まいのエリアによっては人種が偏っている場合があります。 気にしない人はいいですが、なるべくいろんな人種と触れ合って欲しいと考えているのなら先生に聞いてみましょう。
あと、日本人が多すぎると幼稚園でも日本語を話すので英語が伸びない問題も出てくるのでバランスの良いところが見つかればラッキーです。
おやつや食事内容
何か特別な食へのこだわりがあるのであれば聞いておくべき内容です。
マレーシアのローカル幼稚園ではチョコやゼリーなど市販の安いものなどでなくても渡します。 インターナショナルスクールなどしっかりしているところであれば大丈夫かとは思いますが、、、
授業内容
モンテッソーリとうたっていても、ふたを開けてみれば割とお勉強多めというところもあります。
理由はマレーシア人にはモンテッソーリは遊んでいるだけと考えている人が多く、 お勉強型の幼稚園が人気なのでモンテッソーリでも勉強を取り入れているとこがあります。
逆にモンテッソーリとお勉強の半々で良いじゃないということもあるので、時間割表など見せてもらいましょう。
送迎の有無
送迎バスがあるところはあまり多くはありません。 バスではなくバンがある所もありますが、送迎があってもエリア外という事もあるので要チェック。
先生の自家用車で送迎するローカル幼稚園もありますし、お抱えの個人ドライバーの電話番号など教えてくれるところもあるので、個人で雇うこともできます。
Grabで送迎しているうちに、個人契約しないか?と声をかけられることもあります。
幼稚園や学校探しに送迎問題はつきものです。。。。
アクティビティ
暑い日が多いマレーシアでは外遊びが難しいのが難点。
日本の幼稚園のように大きな園庭でのびのび遊ぶということは難しいのが日本人の保護者には受け入れ難いマレーシアの真実。
通常の保育時間以外に別料金がかかりますが、アクティビティをする幼稚園もあります。空手や体操、アートや音楽などお稽古感覚で参加は自由。
外遊びができない分他のことで身体を使うのは良い事ですね。
エアコンを使用しているか
完全室内型であればエアコンは使っているでしょうが、園庭があるようなところは窓を開けてファンを回している場合もあります。
エアコンをつけているのであれば、気になるのは設定温度。マレーシアでは25以下の設定なんてことも十分考えられます。
制服は半袖・半パンなので風邪をひいてしまうかもしれないので、別の洋服を着てもいいか許可をとっておきましょう。
また、窓を開けている場合は蚊の対策が園でしっかりされているのか確認しなければいけません。 通園前に虫除けスプレーも忘れずにしなければデング熱になってはたいへんです。こちらも長ズボン着用の許可を取るなどして、肌の露出を抑える対策をとるのも1つの手段です。
さいごに
グーグルマップでの検索は土地勘がついてくるので、決してムダな作業ではありません。幼稚園だけでなく、ほかのお店の発見になるので移住したてや引っ越しを機にグーグル探索をしておきましょう。
インターナショナルスクールだけが幼稚園ではないです。
現地採用者の教育移住は学校の費用で家計が圧迫されるとよく聞きます。小学校以上はローカルスクールに外国人は通えないので、幼稚園時代にコストを落として貯金をし、小学校への備えにするのもいいですね。 幅広く探してみましょう。
お子さんにぴったりの幼稚園が見つかりますように!