マレーシア人との結婚を考えているんだけど、文化の違いや宗教の事が気になるんです。。。
結婚前にいろいろ覚悟してたけど、知っておけばよかったことがある。 それは義家族のこと。
もし、あなたがマレーシア人と結婚を考えていて、さらにマレーシアに住むのであれば知っておいてほしいこと。 それはマレーシアの家族になる人たちとの関係と習慣について。
日本人同士でも、義家族との関係がうまくいかなければ離婚要因になりかねない問題ですが、マレーシア人となればそこに宗教も絡んできます。
結婚する前に聞けるのであれば聞いておくべきことを、先輩としてまとめてみました。
恋は盲目 国際結婚は甘くない
もし、あなたが日本で結婚生活を送るのであれば、特に問題はないかもしれません。
でも、マレーシアで義家族に会う機会が多いとなれば聞き込みしておくべき。
あと、結婚を考えている相手ともよく話し合う必要があるので、なるべくお互いにいいたいことを言える環境を作っておくべき。とくに日本人には我慢する美徳みたいなものがありますが、そんなことは言ってられません。
お互いにさらけだせないようでは、国際結婚はやっていけません。
マレーシアの大家族、家族愛。 日本の核家族、親戚関係。
マレーシア人の家族愛は半端ないです。
仕事よりも家族。 日本人のような仕事優先という人はあまりいません。
それが良いこともあります。 日本人の仕事しすぎて家庭を大事にしないような人とは結婚したくないというのもわかります。
日本は少子化ですが、マレーシアはまだ子供の人口は多いほう。
中華系とかだと子供の数も減っていそうですが、マレー系では子供3人以上はごく普通。
うちの旦那は6人兄弟姉妹。。。旦那のおじいちゃんは多妻だったので、親戚は全部で何人か不明。。。
と、私のようなところの家族構成は珍しくはないです。
一方、日本は少子化に核家族化。 親戚付き合いも薄れていたりでマレーシアとは真逆。
そういう環境にいたので、大家族がしんどい・・・という人もいれば、大家族に憧れていた!という人もいるかと思います。
あなたはどちらですか?
家族の仲の良さを探れ!
あなたの結婚を考えている人の家族関係はどのようなものか。
これはゆくゆくあなたにも強いられることになるので、聞けるものなら聞いておきたい。
例えば、マレーシアではWhattsupというLineのようなAPPを使っていますが、だいたい家族のグループチャットがあり、毎日何かしらのメッセージのやりとりをしている人がほとんど。
結婚すればいずれこのグループチャットに入る可能性もあります。
ほかに、中華系の場合家が近ければ毎週末一緒に食事をとる家庭が多いなという印象です。
義両親、義兄弟姉妹はどこに住んでいるかは知っておいたほうがいいでしょう。
近くに住んでいれば会う機会も増えてきます。
義実家の様子を探れ!
マレーシアの3民族のそれぞれのお正月がありますが、その話題を相手に振ってみてください。
いつもどのようなお祝いをして家族と過ごすのか。その流れで家族写真を見せてもらいましょう。
だいたい家族写真をとりますから。
その時にチェックするのは実家の様子!
都会に実家があればコンドミニアムやリンクハウスなどが多いでしょうが、田舎にあれば昔ながらの戸建てが多いかと。
うちの旦那は田舎出身。 結婚のあいさつをしに実家へ行ったときのわたしの感想は。
「マジか。。。。」 さすがに少し結婚をやめようかと思いましたが、もう引き返せないなと。
実際結婚後実家に泊ったのは1度だけ。 もう2度と泊りたくないとダンナに伝え、その後は近くのホテルを取ってもらうか日帰りにしてます。
日本の都会育ちの私にはマレーシアのドがつくような田舎のスタイルにはなじめません。 努力が足りないと言われればそれまでですが、旦那は日本へ行ったら日本のきれいな家で過ごせてフェアではないのでね。
出身地、家のタイプなどは要チェックです。
義家族は何語が話せるか探れ!
国際結婚の最大の壁は言葉です。
マレーシア人は多言語をしゃべれる人が多いですが、日本人はどうでしょう。
国際結婚するぐらいでしたら、多少はほかの言語も話せるとは思いますが、マレーシア人で日本語が堪能な人であればあなたが日本語だけでも問題ないはず。
でも、家族とはそうもいきません。
マレー語のみか、英語もしゃべれる。 中国語、ヒンディー語、民族ごとに言語もかわってきますよね。
そして、よくあるのが義家族からの「言葉を勉強しろ」の圧力。
なぜ、私にだけいってくるのか。 あなたも英語か日本語勉強してよと言ってやりたいくらいです。
義母は会うたびにマレー語を勉強しなさいと言ってきます。 そして、義母がマレー語で1,2、3.。。。と数字を教えてくれます。
お義母さん、さすがに数字ぐらいは知ってますよ。。。
ちなみに、中華系の方でマンダリンはしゃべれるが、読み書きはできないという人がわりといますので、筆談ができない場合があります。
この言葉問題のときに、いかにあなたの未来の旦那様、奥様が通訳をしてくれるか。 これが意外と放置される場合もあるので、しっかりしてもらうように伝えましょう。
義家族の訪問は突然に。。。
これは、もう、マレーシア人と国際結婚した人のあるあるで、なんの連絡もなしに突然大勢で押しかけてきます。
そして盛大にリビングでくつろぎ、横になったりは当たり前。
日本人からしたらありえないことですが、マレーシアではふつうなんです。 家族だから。
これで、何度夫婦喧嘩をしたことか。。。
1度、義兄家族が夜中の4時に我が家に来たことがあります。
その時私は初産で退院したばかり。
初めての育児で疲労困憊、寝不足、情緒不安定。
朝リビングで横になっていた義兄にブチ切れして文句言いましたよ。
こういった生活習慣の違いを相方さんに理解してもらい、なるべく止めるように仕向けるのも結婚生活を送るうえで大事なことです。
宗教の信仰度を探れ!
他民族、他宗教のマレーシア。
結婚を機に改宗をしなければならない人もいるでしょう。
そんな宗教も人によっては敬虔な人もいれば、少し緩い人もいる。人それぞれ。
結婚するにあたって話し合う内容の1つでしょうし、相手も日本人の宗教感など理解してくれての結婚だと思いますが、義家族にしたらそんなこと気にしない人もいます。
私はムスリムですが、ヒジャブは被りません。
旦那は理解してくれていますが、1人義兄は私のいないとこで「なぜあいつはヒジャブをしないんだ!」と、言っているそうです。
もしかしたら、ほかにもいろいろ言われてるかも…
仏教でも日本とは宗派も違うのでいろいろ教わらないといけないこともあるでしょう。
それらは強制されてするべきことではないので、信仰は自分自身の問題。 外野がとやかく言うことではないんです。
ただ、マレーシア人の中でも突っ込んでいろいろ言ってくる人もいますし、ゆっくり自分のペースでいいんだよといってくれる人もいます。
さいごに
結婚は2人だけの問題ではない。というと夢がなくなりますが、違う国で生きてきた2人が結婚すると価値観も習慣も違う。 2人は理解しあっていたとしても、義家族はそうもいかないのです。
- 相手の出身地
- 相手の家族構成
- 家族の関係性
- 実家の場所と兄弟姉妹の居場所、実家の様子
- 言語
- 宗教信仰度
以上、なるべく結婚を決める前に聞いておいて、そこから結婚を考えてみましょう。
マレーシア人はとてもフレンドリーでやさしい人が多い。 でも、それは他人だからこそ。
家族になればそれ以上に踏み込んできます。 そこをあなたが受け止めれるのか。 心地よく思えるのか。 それも人それぞれ。
結婚前にマレーシアが好きで何度も訪れてマレーシアを知った気でいましたが、それは旅行者目線だったと気づきました。
配偶者として永住するには知っておくべき事。 遠慮せずに話せる関係を気づいてほしいです。