婚姻手続きも終盤に差し掛かりましたが、イスラムならではの習慣で何のことなのか戸惑う、このWali Hakim。
書類を揃えるなどは婚約者に頑張ってもらい、下記にある質問に答えるイメージトレーニングはーしておくといいでしょう。
Wali Hakim とは…
Wali ・・・ 「保護者」「後見人」
Hakim・・・ 「賢者」「学者」「裁判官」
という意味で、イスラム教徒は結婚の際、「Wali」が必要です。
通常、後見人には父親か叔父、親族の男性がなるようなのですが、イスラムに改宗した人の親族は他宗教または無宗教なのでWaliにはなれません。
なので、裁判所でWaliの代理人の書類を発行してもらいます。
Jabatan Agama Islam で必要書類を提出
今までに取得した書類を提出しに行きます。
大変申し訳ないのですが、うちのダンナさんが書類等全て用意して段取りを進めていたので、私には何の書類が必要かは全くわかりませんでした。
言われるがまま、サインをしただけ (・∀・)
妻用と夫用の書類をそれぞれファイルでまとめておくといいですよ。
書類に不備が無ければ最後に封筒を渡され、「翌朝この封筒を裁判所に提出してください」といわれたので翌朝訪問しました。
裁判所での書類申請
マレーシアには2種類の裁判所があり、1つは日本と同じように民事、刑事の裁判所。もう1つはイスラム教に関する裁判所です。
わたしは KLのパブリカの斜め向かいの裁判所へ行きました。(身だしなみをきちんとしていないと入れませんので要注意)
代理申請はできませんので申請者本人が行きましょう。
持参した封筒を受付で渡すと個室に案内され、またいろいろな書類にサインなどさせられます。
担当者が書類作成してくれたにですが、途中担当者のパソコン画面を見せられ「ここに書いてるのを読見上げてください」と、いわれました。
画面上にはマレー語で「私の名前は〇〇です。 イスラムに改宗しました。etc…」と書いてあり、なかなかの長い文とマレー語が話せない私には難しい内容でしたが、ローマ字読みすればなんとなくは読めます。
裁判の時に言わないといけないかもしれないので覚えておくようにと…
その後指定の場所に書類を提出すると、法廷の日時が伝えられるので再度訪問します。
法廷ではなにをする?
法廷に出廷と聞くと恐いイメージですが、簡単に言えば面接という感じです。
裁判官に虚偽の申告はしないという宣誓をしてから、数々の質問にこたえていきます。
聞かれた内容
・名前
・住所
・職業
・年齢
・いつマレーシアにきたのか
・いつ改宗したのか
・彼とはどこで知り合ったのか
・彼の職業
・親族にイスラム教徒はいるのか
・国籍
・日本のドコにすんでたのか
・イスラムの勉強はしてるのか
・お祈りはしてるのか などなど
このような内容の質問を英語で答えました。 マレー語で聞かれるかもと言われたけど英語で助かりました。(地方ではマレー語で聞かれるかもしれません)
裁判が終了したらカウンターでWali Hakimの書類を受け取り、後日Jabatan Agama Islamに提出すればOK です。
まとめ
Wali Hakimはイスラムならではの習慣で、婚約者のマレーシア人でも申請には手こずるかと思います。
イスラム改宗者がしっかり質問に答えれるように、英語またはマレー語で準備をしておく、女性の服装は無難にバジュクルンにヒジャブにする(お持ちでなければ事前に買っておきましょう)など、裁判に備えておきましょう。
これが終わればようやくNikah(婚姻儀式)です!